急に現れる恐ろしい病気~突発性難聴の症状や対応~

突然起こる

注射の準備

何人かの有名人が突発性難聴になった事で、この難病の名前が知られる様になった。内耳器官に問題が生じて発症する難聴のうち、原因不明のものがこの突発性難聴である。50〜60歳に多発するが、最近では若い人の発症も報告され、年間発症数は増加傾向にある。 ある日突然、しかも通常片耳だけに発症し、治癒後の再発は殆ど無い。耳が詰まった感じの難聴症状の他に、人によっては耳鳴りやめまい、吐き気などが起きて日常生活への影響も出る。 ステロイド療法、血流改善薬、利尿剤などを投与する薬物療法以外に、脳の可塑性を利用したリハビリ療法もあるが、原因不明のために治療法も確立していない。 この様な理由から、今後さらに研究が進められて行く事が予想される。

突発性難聴は、患者が発症した日をよく覚えているほど急激に起こる。そのため発症後すぐに受診する事が可能である。発症後2日以内の受診が理想的であるが、遅くとも2週間以内には受診する事が最も重要となる。発症してからなるべく早く受診する事が、今後完全治癒するかどうかや治癒の程度、後遺症の有無などを決定するからである。 めまいや吐き気があると内科に行きがちであるが、耳に少しでも問題がある場合は、迷わず耳鼻咽喉科を受診すべきである。 突発性難聴を発症する前に風邪をひいていた患者が多かった事や生活習慣病の側面で問題のある患者が多かった事などから、少なくとも日頃の食事や生活習慣に留意し、免疫力を高めておく事が重要だと考えられる。